女性芸術家がわいせつ物陳列で逮捕!
鬼才女性アーティストがわいせつ物陳列容疑で逮捕されたそうです!
警視庁は3日、漫画家のろくでなし子さん(42、本名・五十嵐恵)をわいせつ物頒布等の疑いで再逮捕しました。ろくでなし子さんは「わいせつな物ではない」と否認しています。同時に、作家でアダルトショップ経営の北原みのりさん(44、本名・渡辺みのり)もわいせつ物陳列の容疑で逮捕。「女性と性」の論客2人が相次いで逮捕される事態となっています。
『yahooニュース』より抜粋→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141203-00010003-withnews-soci
普段難しいことを考えない管理人でも、思わず唸ってしまうニュースですね。
ざっくばらんに言ってしまえば、「芸術とわいせつの境界線について」ということでしょうか。
まず女性芸術家側は不当逮捕を主張しています。
わいせつ目的で作ったわけでは無いので、これは当然ですね。
あくまでも芸術として女性器を表現したということです。
対して警察側からすれば、大衆の面前に女性器を晒すのは違法と見なしています。
わいせつ物陳列は法律でも定められていますから、これまた当然の主張です。
そこで焦点となるのが「芸術とわいせつ」についてですね。
日本では表現の自由が認められていますから、法律や権力によって芸術活動を弾圧することはできません。
そのため、わいせつ物陳列という罪状は営利目的に対して適用されるのがほとんどです。
ただし、今回のように女性器をそのままズバリかたどってしまうのは、警察側としても対処しないわけにはいかなかったのでしょうか。
いかに芸術と言っても、限度というものがありますしね。
じゃあ何でAVは大丈夫なの?
このニュースを見た人の中には、当然あの疑問が湧くことでしょう。
「何でAVは店頭に並んでいても違法じゃないの?」
この答えは簡単で、日本で流通しているAVはわいせつ物陳列にあたらないように加工されているからです。
もっと端的に言ってしまえば、モザイクが入っているから法律に引っ掛からないわけですね。
かつてヘアヌード写真集を撮影した写真家が送検された事件があったように、一定のラインを超えてしまうとわいせつ物陳列になってしまいます。
要は局部が見えてるかそうでないか、ということですね。
AVメーカーでは盛んにギリギリモザイクなどと謳っていますが、結局はモザイクが入っているから法的な用件は満たしています。
もし普通のAVでもダメなら、レンタルビデオ店などは一斉検挙されてしまいますからね。
さらに言えば、無修正動画を配信しているインターネットサイトは日本の法律とは関係のない地域で運営されています。
例えば、有名なカリビアンコムはアメリカ法人なので、どれだけ日本人女優の無修正AVを配信していたとしても日本のわいせつ物陳列で捕まることはありません。
ただし、カリビアンコムで入手した無修正AVを日本のユーザーが大多数に公開すると有罪です。
どんなにお気に入りの無修正動画を見つけたとしても、こっそりと自分ひとりで楽しむようにしてください(笑)